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オーリスタットで20キロ、食べないダイエットはない

オーリスタットというのは肥満症の治療薬です。
オルリスタットと呼ばれることもあります。
ロシュ及びグラクソスミスクラインという製薬会社から発売されていますが、残念ながら日本では発売されていません。

この薬は肥満症に効果があります。
食事中の脂質に作用するのです。

食事として摂取した脂質は、そのまま小腸から吸収されるわけではありません。
小腸でリパーゼという酵素の働きにより、脂肪酸とグリセリンという物質に分解されます。
そうして初めて体内に吸収されるのです。

オーリスタットはこのリパーゼの働きを阻害する効果を持っています。
その結果、脂肪は分解されず、吸収されることがありません。
それでどうなるかというと、そのまま排泄されるのです。

効果ですが、20キロ程度減った人も報告されています。
半数以上の人が5キロ以上は、そして三分の一程度の人は10キロ以上は減ったと報告されています。
なお、食欲そのものを抑制するわけではありませんから、食べないダイエットのための薬ではありません。

副作用ですが、重篤なものはほとんどありません。
というのも、説明したとおりこの薬は消化管の中で作用し、体内にはほとんど吸収されないためです。
そのため、全身性の副作用の可能性が低いわけです。
起こりやすい副作用としては、まず下痢や脂肪便があります。
これはまさに効果の裏返しですから、ある意味仕方のない副作用です。
半数以上の人には起こるとされていますから、起こるものと思っておいたほうがよいでしょう。

その他に、脂溶性ビタミンであるビタミンA、ビタミンD、ビタミンEの吸収阻害が起きることがあります。
必要な場合はサプリメントなどで補うようにしたほうがよいかもしれません。